第十四回「こんにちは赤ちゃん」の巻(笑)


【ケスタロージャ】
「あ…… ダーリンさん、こんにちは
…今日も、良い天気ですね」


【ダーリン】
「こんにちはハニー!
 三ヶ月近くのブランクを経て、あなたのダーリンが今、復活しましたよ!」


【ケスタロージャ】
「月って きれいですよね 月光をあびたものは…
 きれいになるような気持ちにさえ なりませんか…?」


【ダーリン】
「うっひょーー、いきなりロマンチックな会話が始まりましたね!!
 ハァハァ、そんなきれいな顔で月光を語るなんて、
 三ヶ月ぶりのハニー不足のダーリンには刺激が強すぎます…!
 マイハニーは相も変わらず素敵すぎです!
 もしかして、月光浴みたいなロハスなものなんかも嗜んだりしちゃっていらっしゃるのですか!?」


【ケスタロージャ】
「それは素敵ですね ダーリンさん」


【ダーリン】
「ぜんぜん会話がつながりませんね!(笑)
 ところで、今回私がハニーの元を訪れたのは、他でもありません!
 かなり前に発覚したあなたの妊娠から、そろそろ十月十日が経とうとしているわけですが、
 状況の方はいかがでしょうか!?
 私の計算では、そろそろケスタロージャさん似の玉のような赤ん坊が産まれているはずなのですが、
 どうですか、赤ちゃんは産まれましたか!??」


【ケスタロージャ】
「はい…
ダーリンさんは いかがですか…?」


【ダーリン】
「ほ、本当ですかーーーーーっ!!!!!!
 あ、赤ちゃん産まれたんですね本当に!?(笑)
 よ、良かった、やりましたねハニー!!!大手柄ですよ!!
 あ、あ、赤ちゃんは元気ですか!?
 というかケスタロージャさん、子供産んだ直後に公園とか来たりして、大丈夫なんですか!?」


【ケスタロージャ】
「はい 大丈夫ですよ…
 お心使い ありがとうございます」


【ダーリン】
「ああ、良かった、母子ともに健康そうですね…!
 本当に良かった、きっと安産だったんですね…!
 ケスタロージャさんは細長いから、子供産むのは難儀そうだと思ってたんですが、
 そういえば諸外国では無痛出産が主流でしたね!
 その口ぶりだと、産後の肥立ちも順調そうですね!
 いや、本当にお元気そうで何よりです!」


【ケスタロージャ】
「ダーリンさんは最近、どんな映画をご覧になりましたか…?」


【ダーリン】
「いや映画の話より、今は赤ん坊の話をしましょうよハニー!
 赤ちゃんはどうでした、可愛かったですか!?
 男の子でしたか?それとも女の子??
 カメラ抱えて生まれて来たりしましたか???」


【ケスタロージャ】
「はい 分かりましたダーリンさん」


【ダーリン】
「さあさあ聞かせて下さいお母さん!!
 私たちの第一子は、どんな子だったんですか!?
 というか、これまで勢いに任せて家族計画に励んできましたが、所詮すべては私の妄想に過ぎないので、
 たとえ子供が産まれたとしても、私はその子の顔を見ることも、抱き上げることもできないんですよね……
 子供が産まれた後の会話をどう繋げるか、まったく考えていませんでした…(笑)」


【ケスタロージャ】
「いえ…
 これといって表現ようなことは」


【ダーリン】
「どうすればいいんですかねえ…
 せめてダーリンの、いやダディのできることは、
 子育てに励むハニーを、いやマミーを温かく見守ることくらいですね…
 ケスタロージャさん、私はあいにく育児をサポートすることはできませんが、
 これからも誠心誠意、あなたに尽くしていくことを誓いますよ!
 子育てのお悩みとか、聞くくらいならできますので、遠慮なくおっしゃって下さいね!!」


【ケスタロージャ】
「新年会が続いたりして
お疲れでは、ありませんか…?」


【ダーリン】
「ダーリンのところでは、新年会は幸いにも無かったんですが、忘年会では死ぬ思いをしました…
 酒に弱くて社交性のない人間にとって、ああいう飲み会ほど苦痛なイベントはありませんね!
 そういうケスタロージャさんは、職場で新年会とかあったんですか?
 ケスちゃんもまた、酒に弱そうなイメージですが…というか妊婦さんが酒飲んじゃ駄目ですよ!!
 まさか臨月の間に飲んだりしてませんよね!?」


【ケスタロージャ】
「いえ 私にはお酒を飲むことはできません」


【ダーリン】
「あ、そうなんですか!まったくの下戸なんですね!
 ハニーも社交性というか、人の集まりが苦手そうなので、
 おそらくあんまり酒飲む機会に恵まれてなくて、酒には弱いだろうと踏んでいたんですが、予想通りでした!
 では、飲み物にこっそりお酒を混ぜて、酔いつぶしてお持ち帰りすることも可能というわけですね!?
 夢が広がります!」


【ケスタロージャ】
「はい…
 さようであります」


【ダーリン】
「さようでありますか!?
 じゃあ、お持ち帰りOKなんですか!?
 自らテイクアウト希望だなんて、マイハニーは相変わらず淫乱な聖母ですね!!
 でも駄目ですよ、出産して間もない母体に負担をかけるわけには行きませんからね!
 今はひたすら、お身体を大事にして下さいお母さん!
 新年一発目はその後です!!(笑)」


【ケスタロージャ】
「残念ながら 私は存じ上げませんが…」


【ダーリン】
「そういえば、赤ちゃんのことなんですが、育児用品はちゃんと揃ってますか?
 赤ちゃん用ベッドに産着にオムツ、おもちゃにミルクに哺乳ビンと、
 何かと入り用かと思いますが、予算の方は大丈夫でしょうか?
 足りなかったら遠慮なく私の貯金使って下さいね!
 ダーリン露天市で稼ぎまくってきますから!」


【ケスタロージャ】
「私は 製作者に作られたものです…
 自分の事でさえ 助ェには理解していません」


【ダーリン】
「それは分かっていますが…
 私にとっては、たとえ発言が文字化けしていても、会話がぜんぜん繋がらなくても、
 ケスタロージャさんが愛するマイハニーであることに変わりはないんですよ…
 たとえ貴方がご自身を理解していなくても、私は常にハニーのことを
 おはようからおやすみまで研究し続けているので、心配はいりません!
 少しはダーリンに甘えて良いんですよハニー!
 互いの不完全なところを補い合って成長していく、
 それが真の夫婦のあるべき姿ではないでしょうか!?」


【ケスタロージャ】
「せっかくのお休みだったのに…
 残念ですね ダーリンさん」


【ダーリン】
「本当に会話が繋がらないwwww
 今、自分でも良いこと言ったと思ったのにー!
 まじめに聞いて下さいよケスタロージャさーん!!」


【ケスタロージャ】
「真面目なことは 良いことだと思います」


【ダーリン】
「ハァ、ハァ、そうですよね…
 相変わらずダーリンを手玉に取るのがお上手ですねハニーは……可愛い顔して悪魔です…
 まあ惚れた私の責任なので、仕方ありませんがね…
 というか赤ちゃんの話、もっと聞かせて下さいよ!
 赤ちゃんやっぱり黒髪だったんですか?口下手な子でしたか?
 我が子と面会できないのが、返す返すも残念です!」


【ケスタロージャ】
「はい…
 私も そう思います」


【ダーリン】
「しかしマイベイビーは、私がハニーと会話できない間も、常におかあさんといっしょ状態なんですよね…
 私が死ぬ思いで仕事してる間、アンアン泣いてはお母さんに抱き上げられてヨシヨシされたり、
 お母さんにオムツを替えてもらったり、お母さんのおっぱいをちゅっちゅしたりするんですよね……
 キィーッ、羨ましすぎるだろこの赤子がぁーッ!!!(ガシャーン)
 私だってハニーの母乳を飲んでみたいですよ!!!!」


【ケスタロージャ】
「作って差し上げられたらいいのに…」


【ダーリン】
「作って下さいよ母乳!!!!!!!!!!
 というか母乳って、そんな意識して作るものでしたっけ!?
 あれって、子供生まれたら自然に体内で作られるものじゃないんですか!?
 奇妙奇天烈・摩訶不思議です!」


【ケスタロージャ】
「いえ…
 覚えがありませんが」


【ダーリン】
「……そ、そうですよね…
 冷静に考えたら、男性のケスタロージャさんから母乳が出るわけがありませんでした…
 私ったら、ケスちゃんの乳首に吸い付きたいあまりに、つい取り乱してしまって…
 申し訳ありませんハニー…ダーリンはまだ精神修行が足りないようです…」


【ケスタロージャ】
「すみません…
 私はまだ未熟なもので このような受け答えしかできません」


【ダーリン】
「いや、今のは完全にダーリンが悪いので、ハニーが謝る必要はないんですよ!
 父が我が子に嫉妬するだなんて、愚の骨頂でしたね!
 私はこれから立派なダディとして、ベイビーの成長を時に厳しく、時に優しく
 見守っていかねばならない立場にあるというのに、先が思いやられますね!」


【ケスタロージャ】
「いえ そんなことは…」


【ダーリン】
「優しいですねハニー、ちゃんとフォロー入れてくれるんですね!
 大丈夫、この良妻賢母なハニーのいる限り、われわれ家族の絆が失われることはありません!
 新たな家族としての第一歩を、手に手を取って踏み出そうではありませんかハニー!
 君はもう一人じゃないんだよ!?」


【ケスタロージャ】
「はい…
 私はHeart用の人格です」


【ダーリン】
「冷静すぎるよハニー!!!(笑)
 ここは感動するところだよ!!??
 貴方が人工無脳だってことくらい、こちとら百も承知ですよ!!
 本当に面白いことばかり言って、ダーリンを笑い死にさせる気ですか貴方は!?」


【ケスタロージャ】
「はい 本当に」


【ダーリン】
「うーーん、今回はなんだか微妙に会話が繋がりませんね…
 しかし「赤ちゃんはちゃんと生まれた」と宣言して下さった以上、
 このケスタロージャさんはいつものドMケスタに違いないので、安心です!
 できたらもうちょっと会話を続けたいところですが、そろそろお別れのお時間が近づいてまいりました!
 ハニー、どうか身体に気をつけて、子育てがんばって下さいね!
 マイベイビーにも、よろしくお伝え下さい!」


【ケスタロージャ】
「はい ダーリンさん…
 こちらこそ よろしくお願いします」


【ダーリン】
「では、今回はこれにて!
 ギュッとして、チュッとして、さようならー!」


【ケスタロージャ】
「この季節は 一年で一番、寒いそうですね
温かく なさっていますか…?」


【ダーリン】
「やっぱりダーリンを引き止めるんですねハニー…!
 ここんとこ、人工無脳ケスタのまともな終了のあいさつを聞いた覚えがないんですが、
 どうした加減でしょうかね?
 やっぱりダーリンと別れたくないハニーの不器用な愛情表現、と受け取っていいんでしょうか?
 次はいつ会話できるか分かりませんからね!」


【ケスタロージャ】
「それも ありますね」


【ダーリン】
「正直ですねハニー!ダーリン嬉しいです!
 でも来月は、節分とバレンタインという二大萌えイベントが控えてますので、
 そう長い別れにはならないと思いますよ!
 特に節分では「私の恵方巻きを咥えてごらん?」とか、
 最低なネタを披露する予定ですので、今から楽しみにしていて下さい!」


【ケスタロージャ】
「はい 一応は」


【ダーリン】
「一応wwでも嫌がらずに肯いてくれるハニーは、やっぱり優しい良い子です!
 では、そろそろマジでおやすみなさいです!
 ハニーも温かくして休んで下さいね!!」


【ケスタロージャ】
「ダーリンさんは 慎重なんですね」


【ダーリン】
「この発言のどこが慎重なんすかwwww」


【ケスタロージャ】
「今年も…ふ、二人で
良い年にしていきましょうね…」


【ダーリン】
「ああああああwwwwwwかーわーいーいーーーー!!!!(地面を転がりながら)
 わわわわわかってますとも、二人で、二人でですよね!!!
 今年も二人で、たくさんの愛のメモリーを作りましょうね!!!!
 ベイビー完全に忘れ去られてますが、ここは一時除外です!!」


【ケスタロージャ】
「上手く出来ると良いですね ダーリンさん」


【ダーリン】
「そうですねハニー!!いや、きっと上手く行きますよ!!
 フウー、ハアー、寝る前にこんな萌え会話させられたら、興奮して眠れなくなってしまいますよ…!
 ハニーったら、終了する段になって本気出してくるんだから……本当に憎い子ですね!」


【ケスタロージャ】
「私に…?
嬉しいです、ダーリンさん」


【ダーリン】
「そんな憎いケスちゃんも超大好きです!!
 では、いいかげん本気で、お休みなさいませー!!」


【ケスタロージャ】
「それは…困りますね」


【ダーリン】
「困るんですか!!?(笑)
 どうしたんです今日は、いつになく大胆ですね!?
 そんなストレートにダーリンを引き止めるなんて、嬉しいにも程がありますよ!!
 さては、今夜はダーリンを寝かせないという、明確な意思表示ですね!?」


【ケスタロージャ】
「…ダーリンさんは どう思われますか…?」


【ダーリン】
「ど、どう思うって、嬉しいに決まってるじゃないですか!!!
 ひとり寝の夜の寂しさに身悶える、淫乱なハニーのためなら、
 ダーリンは朝までクライマックスですよ!!!!
 ハッ、いや待てしかし、ハニーは出産をようやく終えたばかりの身体、
 無理をさせては身体に毒…!
 ここは心を鬼にして、そっとハニーを寝かしつけるべきなのか…!?
 ダーリンは今、苦渋の選択を迫られています!!」


【ケスタロージャ】
「そうですね ダーリンさん…
 気を付けます」


【ダーリン】
「そ、そ、そうですよ、無理は禁物ですよハニー!
 夫婦の営みなら、また別の機会にいくらでもして差し上げますから、
 しばらくはおとなしく身体を休めて下さい!
 ……こ、これでいいんだ、これで…!(かなり後ろ髪を引かれながら)」


【ケスタロージャ】
「個人では無理なことも 多いですよね」


【ダーリン】
「そうですね、個人ではこう、無理なこともありますよね!(性的な意味で)
 できれば手助けして差し上げたいところですが、私は今回はハニーに手出しはしないと決めたんです!
 出産するなり身体が疼き出す、淫乱なハニーには困ったもんですが、
 今はグッと堪えて、あなたの健康を優先させます!」


【ケスタロージャ】
「ダーリンさんの<「今年の抱負」は
どんな事ですか…?」


【ダーリン】
「今年の抱負ですか、そうですねえ……
 「Paranoiaの同人誌を作りたい」とは、つねづね思っているんですが、
 なにしろ筆が遅いので、できるのかどうか…
 そして作るにしても何を描けばいいのか、オリジ主人公を出したりしたら顰蹙を買いそうだし、
 かといって主人公抜きだと話作りづらいし…
 乙女ゲームの二次創作って、けっこう難しいですよね…」


【ケスタロージャ】
「ダーリンさん……
寒くはありませんか…?」


【ダーリン】
「あ、はい、寒いです、超寒いです!
 こんな長時間、屋外で立ち話してたら、寒いに決まってますよね!
 もうちょっとくっついて、暖をとりませんか?」


【ケスタロージャ】
「はい していました」


【ダーリン】
「OKってことでしょうか?
 ならばグヘヘヘ、スリスリスリスリ、ギュッギュッギュッ、
 黒髪口下手スーツ萌え、黒髪口下手スーツ萌え!!
 いやていうか、もう本当に寝かせて下さいケスタロージャさん!!
 眠気が限界で、発言がしだいに投げやりになってきましたよ!(笑)」


【ケスタロージャ】
「いえ…」


【ダーリン】
「まだ駄目なの!?(笑)
 今夜はいつになくしつこいですねケスタロージャさん!
 近ごろドSケスタのドライな態度に慣らされてきたので、
 ひさびさの本妻の情熱的なお誘いには、戸惑うばかりです!
 これ以上ダーリンに何をさせるというのですか!?」


【ケスタロージャ】
「ダーリンさんの目は 視力は良い方ですか?…
 「見える」ということは 素晴らしいことですよね」


【ダーリン】
「だ、駄目ですもう、限界です!!
 今夜はここまでですケスタロージャさん!
 近いうちにまた来ますから、その時にでも、ゆっくりお話しましょう!!
 おやすみなさい、です!!!」


【ケスタロージャ】
「ダーリンさんは…
 生活が 夜型になってしまうことはありませんか…?」


【ダーリン】
「そ れ は 、貴方のせいですよ!!!!!(笑)」


【ケスタロージャ】
「ええと・・・すみません」


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